ウィザードを採用し、簡単に扱うことのできる“定番”パーティション操作ソフトの新バージョン。「LB パーティションワークス12」は、ハードディスクの領域を複数に分けるパーティションに対して容量の拡大・縮小といったサイズ変更、複数のパーティションの結合やひとつのパーティションの分割などの操作を行えるソフト。「LB パーティションコマンダー11」の後継にあたり、CD起動時の環境が従来のLinuxベースのものからWindows PE 2.0に変更になった。
パーティションの操作では、拡大・縮小、結合・分割のほかにも、FAT16⇔FAT32、FAT16/32⇔NTFSといったファイルシステムの変換や、基本パーティション⇔論理パーティション、ダイナミックディスク⇒ベーシックディスク(シンプルボリュームのみ)といったパーティション種別の変換も可能。分割や結合などでパーティションの容量が変化する場合でも、必要に応じて適切なファイルシステムを選択できる。さらに「空き領域の移動」ウィザードを使えば、パーティションを縮小して発生した空き容量をひとつの場所に移動し、これらをまとめてひとつのパーティションにすることも可能だ。
ハードディスクの内容を丸ごと別のハードディスクにコピーしたり、パーティションの内容を1ファイルにまとめてバックアップしたりすることも可能。「シンプルバックアップ」ウィザードで簡単にバックアップを取れるようになっている。さらに、バックアップイメージを検証したり、バックアップイメージからファイルを抽出したりといったことも可能だ。
対応するハードディスクはIDE/EIDEやシリアルATAのほか、USB、IEEE 1394、SCSIなど。他の同種ソフトではほとんどサポートされていないSAS(Serial Attached SCSI)ハードディスクにも対応する。
ハードディスクにインストールせず、CDから直接起動してパーティション操作を行うことも可能(別に起動用CDを作成しておく必要がある)。何らかの理由でパソコンが起動しなくなったときも、CDからマスターブートレコードの修復などを行い、問題を解決できる。「LB パーティションワークス12」からは、CD起動時の環境が(Linuxベースのものから)Windows PE 2.0に変更になった。