「wtrimm」は、マウスのドラッグ操作だけで画像を切り抜いて、壁紙に設定できるトリミングソフト。複数の画像を連続的に表示したり、任意のウィンドウをキャプチャしたりする機能なども備えている。簡単な操作で直感的にトリミングを行えるのが特徴。画像ファイル(BMP/JPEG/PNG)を「wtrimm」に読み込ませると、ウィンドウ内部に画像が表示される。トリミングは、
- 画像をドラッグして上下左右に動かし、切り抜く位置を指定する
- 「wtrimm」のウィンドウの大きさを変更して、切り抜くサイズを指定する
という簡単なマウス操作で行うことが可能。壁紙の設定も、- 画像を貼り付けたい場所にウィンドウを移動させる
- 画像をダブルクリックする
だけでよい。画像をデスクトップの中央に貼り付けたり、タイル状に敷き詰めたりすることも可能。デスクトップ全体に拡大して設定することもできる。壁紙画像は「wtrimm」の実行ファイルがある場所に「wtrimm.bmp」という名前で保存される。同じフォルダにある画像を一定間隔で表示する「連続ビュー」機能も備えている。表示方向や間隔の指定が可能で、マウスホイールや上下カーソルキーを使って手動で送ることもできる。フォルダ内の画像が多い場合などに、表示を飛ばして探す「スキップサーチ」機能や、現在表示している画像を基点に指定枚数(最大10枚)だけ連続ビューで表示する「A-Bリピート」機能もある。
「ウインドウキャプチャ」機能を使って、Windows Media Player 9で再生している画像を静止画で取り込むことも可能。任意のクラス名をiniファイルに記述すれば、他のアプリケーションウィンドウをキャプチャすることもできる。
そのほかにも、ウィンドウサイズを画像の最大サイズに合わせたり、画像を左右反転させたりなど、さまざまな設定を行えるが、まずは「画像の好きな一部分」を「好きなサイズ」で「デスクトップの好きな位置」に簡単に設定できる、ストレートな操作感をお試しいただきたい。
(柴崎 ひろ)