トランプの「スピード」と、落ちもの系ゲームを組み合わせたようなアクションパズルゲーム。「Speed Shooter」は、トランプゲームの「スピード」をモチーフにした落ちもの風パズルゲーム。手札の4枚から1枚を選び、画面の奥からジワジワと迫ってくるトランプカードに重ねて消してゆく。ただしカードが消えるのは、場のトランプの数字と隣り合う数字のカードが重ねられた場合。例えば、場のカードがハートの8なら、7か9のカードを重ねると消える。カードのマークは何でもよい。
カードを消すのが間に合わず、手前にあるラインまで到達されてしまうとゲームオーバー。刻々と変化する状況を瞬間的に判断し、すばやく適切な操作をしなくてはならない。まさしく「スピード」が命のゲームだ。
操作はマウスおよびキーボード(ゲームパッド)に対応。タイトル画面でマウスをクリックするとマウスモードになり、キーを押すとキーボード(ゲームパッド)モードになる。key.confファイルを編集することで、使用するキーをカスタマイズすることも可能だ。
カードを置くための操作は2ステップ。
- フィールド上に表示された青いカーソルを移動させ、手札を置きたい場所を指定
- 【Z】/【X】/【C】/【V】のいずれかのキーを押して、カーソルめがけて手札を発射
【Z】/【X】/【C】/【V】の各キーは、4枚の手札に対応している。一番左のカードは【Z】、その右のカードは【X】……というように、手札とキーの左右位置が対応する。左【Shift】キーを押すことで、フィールドスクロールを早回しすることもできる。発射された手札の数字が、発射先のカードと隣り合う場合、双方のカードが破壊されてフィールド上から消滅する。消滅したフィールドカードの上下左右いずれかにも隣り合う数字のカードがある場合は、そのカードも連鎖して消滅する。連鎖は、消滅するカードの四方に連番のカードが存在する限り続くため、配置によっては一気に大量のカードを消滅させることが可能だ。
発射されたカードとカーソル位置にあるカードの数字がひとつ違いでないときは、手札とフィールドカードが交換される。カーソル位置にカードがない場合は、発射されたカードがそこに置かれる。このルールを利用して、フィールドにカードを追加したり並べ替えたりして、大連鎖を引き起こせるのがゲームの醍醐味となっている。
カードの交換は、連鎖を仕込むときだけでなく緊急時にも役立つ。一番手前のフィールドカードを破壊できるカードが手札にない場合でも、フィールドのどこかから手前のカードを破壊できるような数字のカードを拾うことができる。もちろん手札の中に連番があれば、その2枚を先頭のカード位置に続けて発射してカードを消せるため、一時的に時間を稼ぐことができる。
ポーカー風の「役」も存在する。破壊されたすべてのカード(発射したカードも含む)が特定の条件を満たすと「役」が付き、スコアにボーナスが加算される。例えば、10、J、Q、K、Aを破壊した場合は「Royal Straight」。同じ数字のハート、クラブ、ダイヤ、スペードを破壊すると「Four of a kind」。破壊したすべてのカードが同じ色だった場合は「All Black」「All Red」というように、役が設定されている。ハイスコアを狙う場合は、役を獲得できるかどうかで点数が大きく変わってくる。