ファイル/フォルダ、WebページのURLなどをカテゴリ別に整理し、すばやく検索できるようにするソフト。「Catecata」は、カテゴリと属性でファイルやURLを整理する、ビューア内蔵のファイル管理ソフト。ファイル/フォルダ、WebのURLに属性を付けてカタログに登録することで、同じ属性を持つファイルを簡単に絞り込むことができる。文字列検索やフィルタによるアイテムの抽出も可能だ。
「Catecata」では、アイテムの情報を「カタログ」で管理する。カタログにはあらかじめ分類用の「カテゴリ」を設定しておき、アイテムとなるファイル/フォルダを登録する際に、アイテムごとに属性を指定する。例えば「色」というカテゴリがある場合、登録アイテムごとに「赤」「白」「黄色」などの属性を与えることができる。カテゴリは複数を設定することが可能で、さらに「サイズ」というカテゴリを作って「S」「M」「L」「LL」などの属性も指定できる。これにより「赤のL」「黄色のM」といった組み合わせでの絞り込み検索が簡単に行えるようになる。
メイン画面には、カテゴリとそのカテゴリに属する属性名が一覧表示される。選択したい属性名をクリックしていくと絞り込みが行われ、条件にマッチしたアイテムがリストに表示される仕組み。さらに、リストでアイテムをクリックすると、アイテムの内容が内蔵ビューアに表示される。アイテムリストには、ファイルの名前やタイムスタンプなどが表示されるが、実際のファイル名とは別に(ユーザが自身で)わかりやすい名前を付けることも可能。メモを記入することもできる。
カテゴリと属性による絞り込みのほかにも、文字列検索やフィルタによる抽出を行うことも可能。文字列検索では、アイテムの名前やファイルのパス、メモに加え、(対象がテキスト形式の場合は)ファイルの内容も検索できる。フィルタには、名前やパス、メモ、ファイルサイズ、ユーザが設定したカテゴリなどに対し、条件となる値や属性名をあらかじめ登録しておく。フィルタを登録することで、同じ条件での抽出を何度でも繰り返し行える。また、属性名そのものを検索することも可能。カテゴリに登録された属性名が多くてリスト上で探しにくい場合でも、すぐに検索できる。
ファイルリストではアイテムのコピーや削除、登録情報の編集に加え、属性情報のみをコピー&ペーストすることができる。そのほか、
- 内蔵ビューア(プレビュー画面)の表示サイズの変更
- ビューア上のプレビュー表示サイズの変更
- テキストアイテムの編集(ビューアが通常モードのとき)
- カテゴリの上下関係の入れ替え
なども可能だ。プレビュー機能は、テキストファイルのほか、Webページ(HTMLファイル)、画像(BMP/GIF/JPEG/PNG/TIFF)に対応。MPEG/AVIなどの動画、MP3/WAV/MIDIなどのサウンドファイルも再生できる。Susie Plug-inを導入すれば、対応画像形式を増やすことも可能。ビューアでのプレビュー表示を行わないように、拡張子単位で指定することもできる。