全50ステージが用意された、良問揃いの手強いパズルゲーム。「ルタ」は、ステージ上の障害物を移動させてルートを切り開きながらゴールを目指すパズルゲーム。頭脳プレイが要求される純粋なパズルステージと、自キャラを操作するタイミングが重要だったり、モンスターが登場したりといったアクション要素の強いステージの2種類のおもしろさを楽しむことができる。
操作はキーボードで行う。上下左右のカーソルキーで自キャラを移動させ、同時に自キャラの目の前の障害物を押すことができる。一般的なパズルゲーム同様、いったん動かした障害物は引き戻すことができない。攻略手順を間違えてクリア不可能になってしまった場合は、スペースキーを押すことで、一切のペナルティなしにそのステージを最初からやり直すことができる。
コウモリの登場するステージでは、【Z】キーを押すことで、自キャラの前方3マスの距離まで火の玉を飛ばして攻撃することが可能。攻撃対象のコウモリは動きが速くなく、火の玉を当てると倒すことができるので、さほど恐れる必要はない。ただし、触れるとライフをひとつ失う。ライフを三つ失うとゲームオーバーとなる。
メインメニューから「NEW GAME」を選ぶことで、ステージ「1-1」から順にチャレンジできる。ステージクリアの情報はオートセーブされ、自動的に次のステージに移動する仕組み。また、メインメニューの「STAGE SELECT」で、好きなステージを選んでチャレンジすることも可能。「STAGE SELECT」でプレイした場合は、ステージクリアでゲームが終了し、再び「STAGE SELECT」画面へと戻る。
ゲームの目的は、各ステージにひとつだけ落ちている「カギ」を拾い、カギ穴の形をしたゴール(ゴールタイル)を目指すこと。無事、カギを持ってゴールまでたどり着くことができればステージクリア。ステージ上にはさまざまな障害物があり、カギやゴールの場所まで到達するのは容易ではない。
基本的な障害物は「柱」「(表面が滑らかな)石」「タル」「(床に開いた)穴」の4種類。柱はステージ上に規則正しく並び、石には規則性がないという違いはあるものの、いずれも動かすことも壊すこともできない。タルは、1個ずつであれば自由に押して動かせるが、2個以上を同時に動かすことはできない。穴は、上を通ることのできない厄介な障害だが、タルなどを落とすことで穴をふさいで通れるようになる。
ステージは10ステージでワンセット。ステージには1-1から5-10までの番号が付けられている。各10ステージのうち、1から7までは障害物だけのステージで、8から10までは障害物に加えてコウモリが登場するステージとなっている。1-1から1-10までは、柱、石、タル、穴の4種類の障害物だけが登場する基本のステージ。以降、10ステージごとに新たな障害物が追加される。
2-1からは「氷」が登場する。氷の特性はほとんどタルと同じで、1個ずつであれば動かすことができ、穴に落として足場にすることもできる。ただし、いったん押すと他の障害物か自キャラにぶつかるまで止まらない。押すと壊せる「壊せる石」もこのあたりから登場する。
3-1から登場するのが「ワープタイル」。上に乗ったものを何でも、同じ模様の次のワープタイル上にワープさせる機能がある。ワープタイル上にものを置いてふさぐことで、機能を停止させることができる。
4-1からは、乗ると表面に描かれた矢印の方向にしか移動できない「一方通行タイル」と、踏むと一方通行タイルの矢印の向きを変えることのできる「矢印変更スイッチ」が登場する。スイッチとタイルの使い方次第では、アクション要素が発生する。
5-1からは「赤い石」と「赤い石解除スイッチ」が登場。赤い石は壊すことも動かすこともできないが、ステージ上にあるすべての「赤い石解除スイッチ」を踏んだ状態にすることで解除できる。