少女が乗ったバルーンを操って、障害物を避けたり、モンスターや敵キャラを跳ねのけたりしながらゴールを目指す“サイドビューバルーンアクションゲーム”。段ボール箱が吊るされたバルーンに身を委ね、少女は空へと旅立った
「Baru Mei(バルメイ)」は、女の子が乗ったバルーンを操作してゴールを目指す、サイドビュー型のアクションゲーム。バルーンが画面から弾き出されてしまわないように注意しながら、行く手に現れるモンスターなどに体当たりして得点を稼ぎ、ステージクリアを目指す。
ゲームの主人公は、かわいらしい少女。どうやら一通の手紙を受け取ったことがきっかけで、危険な冒険の旅を決意したらしい。少女が旅の方法として選んだのは、バルーンを使って空中を移動するという、不安定で危険きわまるもの。ゴンドラの代わりに用意したのは、自分の身体が入る程度の大きさの段ボール箱だ。その上、行く手にはさまざまなモンスターや兵器などが多数、待ちかまえている。果たして少女は無事、目的地までたどり着くことができるだろうか?
操作は、キーボードまたはゲームパッドで行う。キーボードで使用するのは【Z】キーとカーソルキーのみ。【Z】キーでバルーンの上昇、【←】/【→】キーで左右への移動。【Z】キーを離すと、バルーンは自然にゆっくりと降下する。このシンプルなキー操作でバルーンを操り、向かい風に逆らって前進したり、巨大な箱や壁、モンスターなどの障害物を避けたりして旅を続ける。時には敵キャラにワザとぶつかって相手にダメージを与えたり、得点を稼いだりする必要もある。画面から完全に追い出されてしまうことなく進み続け、次々とステージをクリアすることがゲームの目的だ。
アイテムを欠かさず拾い、敵キャラに積極的にぶつかることが高得点の秘訣
敵にぶつかる際は、敵の種類や自分のポジション、ぶつかる角度などに注意しなくてはならない。敵にぶつかると反動で跳ね返されるが、その勢いは敵によってかなり異なる。問題なく跳ね飛ばせる敵もいれば、下手な角度でぶつかると画面の外まで跳ね飛ばされてしまったり、しつこくグイグイ迫って来て、逃げ損ねるとそのまま押し出されてしまったりするような敵もいる。
なかには銃撃やミサイルなどで攻撃してくる敵もいる。攻撃を受けてもダメージはない(逆に得点が入る)が、受け続けると画面の外に押し出されてしまうので、注意が必要。どんな形であれ、バルーンが画面の外に完全に出てしまうとライフをひとつ失う。敵を避けた拍子に画面の外に出てしまってもアウトになる。
慣れないうちは、敵になるべくぶつからないように移動するのが無難。ただし、敵とまったくぶつかることなくステージクリアすることは不可能。障害物の多い場所では、バルーンの移動を妨げる敵キャラをうまく弾き飛ばして、通り抜けられるスペースを作らなくてはならない。また例えば、ステージ1の後半のように、ボスキャラが登場する場面では、ゴンドラをぶつけてダメージを与え、敵のライフを0にして倒さなくてはならない。
ハイスコアを狙うには、敵キャラにぶつかるだけでなく、フィールド上に存在するヘキサグラムが描かれた黄色いブロックや赤い正八面体などのアイテムを取ることも重要だ。
ステージごとに攻略法が異なる、バラエティに富んだ構成
ゲーム開始時点のライフの残りはひとつ。「Baru Mei(バルメイ)」では「スキップオーバー」というシステムが採用されており、ライフが残っている状態でステージ攻略中にミスをすると、ステージの残りがすべてスキップされ、次のステージの先頭から続きを行えるようになっている。このシステムを利用すれば、ステージ1をスキップして、いきなりステージ2にチャレンジすることも可能だ。
ステージ1は「雪の降る街」。動かすことのできない巨大な箱のような障害物や、大きさも形状もさまざまなモンスターが登場する。ある程度進んだところからは、画面の指示通りにアップダウンしなくてはならない。ステージの最後にはボスキャラが登場し、体当たりでダメージを与えなくては倒せない。
ステージ2は「砂風に乗って」。風が強いため、画面の後方に追し出されないように、極力スピードを落とさないようにする必要がある。登場する敵キャラは、ステージ1とは打って変わって、ヘリコプターや砲台、弾を発射して攻撃してくる兵器など。ステージ後半の要塞を抜ければクリアだ。
ステージ3は「失われた世界」。氷のようなブロックが積み重なる迷路風のステージ。移動先の判断を失敗したり、躊躇したりすると、たちまち画面の外に追い出されてしまう。不気味な腕の形をした敵キャラも登場する。