「カメラでなんでもスキャン Pro2」は、文書をスキャンできるだけではない。
取り込んだ文書の中の文字をテキストデータとして抽出(OCR)する事ができるのだ。
OCRは、それ専用のソフトがあるくらい需要のある機能だ。スキャン後にそのままOCRできるのは魅力的だ。
また、抽出した文字をGoogleで検索したり、翻訳する事もできる。
例えば英文の文書ならばそのまま翻訳ができるので、紙の英書をスイスイ翻訳して活用する事が可能だ。
最新版はPDFファイルの読み込みにも対応した。
スキャンではなくPDFファイルをそのまま読み込む事のメリットには、トリミングやOCRでのテキスト化や翻訳ができる点が挙げられる。
また、PDFファイルとして出力も可能となっている。画像形式はJPEG、PNGに対応しており、資料作成やデータでの保存には申し分ない。
従来の「カメラでなんでもスキャン Pro」では、スマホからの画像取り込みにはWi-Fiネットワークが必須だったが、最新版ではテザリング接続にも対応した。
Wi-Fiネットワークがない、または安全に接続できない場合でも、パソコンとスマホを直接接続する事で普段通り利用でき、外出先でも安心してスキャンする事ができる。パケット量を気にせず使用できるのも魅力的だ。
新機能以外でも、従来の余計な個所を消す修正ペンや、見開き文書の取り込み&分割、コピー用紙がスキャン対応の専用用紙になるスマートノート機能も健在だ。
このスマートノートは種類が豊富で、例えばドットや方眼、楽譜や原稿用紙を収録。また新しくマンスリースケジュールやガントチャート、ToDoリスト等も収録された。
コピー用紙だから気軽に印刷でき、書き込んだ後にスキャン。専用用紙なので自動認識&補正してくれる。
最近は家庭用の複合機プリンタにもスキャナ機能が搭載され、紙の電子化自体にあまり目新しさはないと思うが、いざやろうと思うと意外に手間がかかる。
「カメラでなんでもスキャン Pro2」なら、文書の大きさや場所を選ばず利用できる為、気軽に電子化をする為のツールとして役立つだろう。