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戦闘用ロボット設計シミュレータ
MULTIPLY Version 1.09

戦闘ロボットの行動プログラムを自作して対戦させる……。インターネットを利用してロボットデータのやり取りをすれば、全国のプレイヤーとの対戦が可能。効率のいいプログラムを考え出して、最強のロボットを作り出すことができるか?　気軽に多くのプレイヤーと対戦させられるのが最大の魅力だ!!

■こんな人にお勧め!!

プログラムを組んでロボットを操れ!!

コアなゲームとして熱狂的ファンを生んだプレイステーションの「カルネージハート」。これは、プレイヤーがロボットのプログラムを組んで、対戦させるというゲームだ。ただ、通信機能がないため、自分のロボットを他のプレイヤーのロボットと対戦させるのがかなり困難だった。そこで、Windowsとインターネットを組み合わせて大規模な対戦を楽しもうと作られたのが「MULTIPLY」だ。

プレイヤーは8種類の中からロボットの型を選択し、そのロボットに行動プログラムを与える。ロボットはそのプログラムに従って行動し、敵に立ち向かっていくのである。このプログラムがなかなか奥が深く、これ次第で同じハード性能のロボットが猪突猛進型になったり、ヒット＆アウェイ型になったり、長距離逃げ切り型になったりとするのだ。また、同じタイプを目指しても、プログラムの組み方によって強さに差が出てくる。いかに効率のよいプログラムを組むか、勝敗のすべてがそこにかかっているというわけだ。

肝心要のプログラムだが、作り方はさほど難しくない。用意された20×20のマップに、移動や攻撃、偵察などのチップを置いていくだけである。最初はうまくできないかもしれないが、コツを飲み込めば、そこそこのプログラムはすぐ組めるようになる。

インターネット上で対戦をがんがん行え!!

前述したように、多数のプレイヤーとの対戦を主目的としたゲームで、それゆえオフィシャルのサポートとして、メーリングリストの運営、作者ホームページでの情報交換が行われているほか、定期的にプレイヤー同士のロボットを対戦させる大会が開催されている。

井の中の蛙という言葉があるように、一人でプレイしていてもレベルアップは望めないし、飽きてしまうのも早い。逆に多くのプレイヤーと対戦すれば、いい刺激になってプログラミングにも熱が入るというわけだ。

対戦を目的としたゲームである。可能な限り対戦をしてインターネットに勇名を轟かせよう!!

(芹澤亮)

なお、動作にはDirectX、およびMFC40.DLL、MSVCRT40.DLLが必要。DirectXはこちらから、DLLはこちらからダウンロードできる。

ソフト作者からひとこと

「MULTIPLY」の楽しみ方は一つではありません。4対4で戦うもよし、1対1で戦うもよし、または格闘戦だけで戦うもよし、逃げるだけの相手をいかに早く倒すかを競ってもよいでしょう。

「MULTIPLY」は世界観も一つではありません。未来の戦闘用ロボットメーカの開発者を気取ってもよいし、RPGの4人パーティをイメージしながらロボットを強くしていってもよいし、ロボットを我が子みたいに可愛がってもかまいません。でもちょっと気持ち悪いですね。

あなた、「今すぐ『MULTIPLY』がやりたい!」って顔してますよっ!!　さぁ、ダウンロード!!!

(下村智則)

「MULTIPLY」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

MULTIPLY29 1.14　ロボットの武器と思考回路を設計して、友人とネットワーク上で対戦させるゲーム　(761K)