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昆虫射的遊戯 Version 1.50 バリアを張るてんとう虫に、レーザーを撃つクワガタ! 襲いかかってくる昆虫ロボットたちを撃破するのはトンボ型ロボット。DirectXを使った快適高速高難易度の横スクロールシューティングゲームだっ!
●昆虫ロボットの侵略を阻止せよ! 自分の操る機体はトンボ。敵はすべて昆虫という、ほのぼのとした、殺伐さのかけらもないキャラクタ設定。しかし、やってることはかなりむちゃくちゃ(誉め言葉)だ。何しろ設定を要約すると「マッドな太郎くんの作った昆虫ロボットが反乱を起こし、その後始末を押しつけられた主人公(プレイヤー)がトンボ型ロボットで昆虫ロボットに立ち向かう」である。襲いかかってくる昆虫ロボットは、蛾にはじまって、バッタやてんとう虫、ムカデ、クワガタ、カマキリなど全部で13種類。最終目的はボスのカブトムシを倒すこと。 ……とまあ、非常にシンプルな設定で、悩んだりする必要はない。ただただ群がってくる昆虫を落としていけばいい、シューティングの基本中の基本ともいえるゲームといえる。 ●見かけから想像できない難易度! シンプルな設定ゆえか、難易度は高め。まず、トンボ型ロボットが一機しかない。一度でも攻撃を受けたらゲームオーバー。もちろんバリアなんて洒落たものはない。 次に、このゲーム独自の「溜め撃ち」と名づけられた攻撃でしか倒せない敵が多いこと。これは一定時間ショットキーを押し続けることで撃てる攻撃で、このタイミングがなかなか難しい。前述したように防御手段が一切ないので、溜め撃ちをする際はひたすら攻撃を避け続けなければならないのだ。しかも、溜め撃ちでなければ倒せない敵は、だいたい攻撃も強力でお供のザコも同時に出現する。機敏な操作が必要不可欠というわけだ。ジョイスティック(お楽しみ棒)かパッドが欠かせないだろう。 もっとも、イージーモード(「やさしくする」モード)を選択すれば弾を放射するように撃つので、多少は楽になる。慣れるまでそちらで練習するのがベストだ。また逆に簡単すぎると思う人は、速度を変えることもできるので、そこで調整すればいい。最速モードはまさに極悪といってもいい。 なお、作者のホームページでは随時ハイスコアが紹介されているので、腕を磨いてそれにチャレンジしてみるのもいいだろう。動作にはDirectXが必要。
(芹澤 亮)
ソフト作者からひとこと 「昆虫射的遊戯」は、Windows上でなんとかX68000のようなソフトを作れないかと思い、実験のつもりで作りはじめた作品です。 ビットマップを使用した簡単なゲームを作ってみたところ、速度的にアクションゲームを作るのはWindowsでは難しいかなと思いました。そんなとき、本でDirectXのことを知り、それを使えば高速にキャラクタを動かしてゲームを作れることがわかったので「昆虫射的遊戯」の制作にとりかかりました。 プログラム、画像、音楽と、すべて一人で作らなければなりませんでしたが、作りはじめると意外に簡単にできあがってしまいました。(^^;) このゲームのよいところは、操作が単純で、誰にでも遊べることです。また、Pentium-90MHz以上のマシンなら十分遊べると思います。キャラの動きは自分でも気に入っています。 難易度は・・・・高いです。(^^;) 最後の「カブトムシ」のところに到達するのは結構大変でしょう(弾がたくさん発射できる「練習モード」なら何とか到達できるかも……)。ぜひ、クリア目指して頑張ってくださいね。 ORA-SOFTでは、今後も楽しい作品を提供してゆく予定です。すでに完成している「お猿大競走遊戯」も近々「Vector」にアップいたします。お楽しみに!
(ORA)
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