週刊ソフトニュース ■今週の注目ソフト!! ADVenturer 天魔降臨 Gifector Clue-J Message Manager MORE NEWCOMERS VERSION UP BACK NUMBER |
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天魔降臨〜神々の反乱〜 for System 3.5 Version 1.00 古代日本を舞台にした、操作性がよく、ストーリーや展開もわかりやすい良質のロールプレイングゲーム。RPGとしての基本は押さえながらも、むやみにシナリオを長くしたり、アイテムを増やしたりしていないため、手頃な時間で終了できる点もうれしい。
●神代の世界を舞台に悪鬼や妖怪と戦うRPG 「天魔降臨 〜神々の反乱〜」は、古代日本を舞台にしたロールプレイングゲーム。主人公である「高き血の宮」は、倭建の血を引く青年だ。彼は、関東の片隅で母と二人静かに暮らしていたが、その血筋ゆえに、神々の争いを利用して天界と黄泉の国の支配者となった「第六天魔王」に命を狙われ、母を殺されてしまう。彼は、母親の遺言にしたがって、古くから伝わる「倭姫の盾」を携え、行く手に待ち受ける悪鬼、妖怪や神々と戦いながら、打倒天魔王の旅を続けるのだ。 ●操作は非常にシンプルでレスポンスもよい ゲームのシステムとしては、マップを俯瞰するタイプのオーソドックスなロールプレイングゲームだ。カーソルキーもしくはテンキーの2、4、8、6でキャラクタを移動させて旅を続け、各地の町で情報を収集しながら、洞窟などのダンジョンを攻略していく。途中、「美夜受の太刀」や「弟橘の鎧」などのアイテムを手に入れ、最後の決戦に備えるのだ。 旅の途中で敵と遭遇すると戦闘モードに入る。コマンドは「攻撃」「丸薬」(体力回復)、「逃亡」の3種類で、攻撃の最中にまれに「必殺の一撃」が出ることがある。主人公の成長は、もちろんこの戦闘によるのだが、「経験値」が一定値を超えると一気に能力がアップするのではなく、その時々の戦闘経験によって、「最大体力」「攻撃力」「防御力」が個別に少しずつ上がっていく。 操作性がよく、ストーリーもわかりやすい。展開やマップも奇をてらったところがないので、非常に気持ちよくゲームを進行することができるソフトだ。
(秋山 俊)
作者のホームページはこちら。 ソフト作者からひとこと 天魔降臨 開発の動機 : このゲームは、7年ほど前に文通相手の人と企画をして作り上げたもので、BASICの勉強をかねて作ったものをバージョンアップしてきたものです。PC-9801用のN88-BASIC(86)で作り始め、'95年にはC言語に移植、そして今回はアリスソフトさんの「System 3.5」というソフトを使って、Windows 95版として移植しました。この「System 3.5」というソフトでゲームを作るための練習にと作成しましたが、思ったより完成度が高かったので公開しました。 開発中に苦労した点 : グラフィックなどは過去の作品からそのまま使うことができるので楽だったのですが、一番大変だったのが音楽作成です。今まではFM音源のMMLで作成していたものを、今回の作品ではMIDIデータとして作らなければならないからです。このゲームの音楽は、SoundBlaster AWE32で作成しました。他の音源の場合、音が多少違ってしまうかもしれませんが、GM(General MIDI)データとして作ってあるので、一応聞くことはできるはずです。 このゲームの特徴 : トータルプレイ時間が短い! ということです。ロールプレイングゲームなのですが、どんなに苦労しても5〜6時間あればクリアできると思います。経験値方式ではない上、バランスをかなり調整しているので、かなり楽に主人公が強くなっていきます。よってどんどん先へ進むことができるというわけです。遊び方もシンプルなので、すぐに馴染めるはずです。 今後の展開 : このゲームはこれで完成なので、バグが見つかった場合以外はバージョンアップはありません。ただ、次のゲームをすでに開発中です。詳しくは僕のホームページで公開しているので、もしよければ見にきてください。このゲームも完成次第、公開する予定なので、期待してお待ちください。 天魔降臨のバグ報告、感想、意見などはお気軽にお寄せください。また、ゲーム作りに協力してくれる人も探しています。興味のある人はホームページへどうぞ。
(佐々木 崇敬)
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