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レタッチに機能を絞り、ハイクォリティを実現したフォトレタッチソフト
PIXEF Version 1.02
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いまさらわかり切ったことかもしれないが、市販のフォトレタッチソフトの多機能化にはすごいものがある。まさに“覚えきれない”といってよいほどの機能が搭載されている。でも冷静に考えてみてほしい。「本当にそんなにたくさんの機能、使いますか?」と。
市販ソフトが多機能化していくのは、ある意味で仕方ないことだ。そうしないと、見劣りして商売にならないから。小さく軽くを目指すことは、市販ソフトにとってはかなりの冒険なのである。でも、その反面失うものだって大きい。例えばプログラムの巨大化によって起動が遅くなってしまう、というのも大きなマイナス点だ。 PIXEFは、そうした市販ソフトではやりづらいことを、ものの見事にやってのけたソフトといっていいのではないだろうか。レタッチソフトの肝ともいえるフィルタ機能だけを取り出して使えるようにした上、その機能だけなら、決して市販の多機能ソフトに見劣りしないのだ。 大きさだけを比較するなら、もはや個人で作成するソフトは市販のパッケージソフトに決してかなわない。でも「ソフトの善し悪しは、大きさや機能の数だけじゃないのだ」ということをあらためて実感させられた。
(天野 司)
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ソフト作者からひとこと
ソフトを開発しようと思った動機、背景 : FileVisor4に付属の内蔵ビュアを高機能化しようと試行錯誤を繰り返しているうちに、単独アプリケーションとして独立させてもおかしくないレベルのものが完成してしまったので。 開発中に苦労した点 : 特にはないですが、画像処理に関する国内外の書籍は買いあさりました。情報収集が一番大変でした。 ユーザにお勧めする使い方 : 動作が軽い割には、多くのレタッチ機能が付いてます。また、減色処理も高速かつ高品質ですので、ホームページに貼り付ける画像の加工などに利用いただければいいかと思います。それと、各種マスク処理(CP、Q0、MEKO、……etc...)もサポートしていますから、個人の趣向に合わせて、それをメインに利用されてもよろしいかと。 今後のバージョンアップ予定 : 画像の加工という観点で、さまざまなレタッチ機能を追加していく予定でいます。また、画像ファイルの一括処理も検討中ですのでご期待ください。 (宮内 邦昭)
※ この記事は、'98年10月15日に公開されました。
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