週刊ソフトニュース ■今週の注目ソフト!! MidiPad 録助 FaceMaker MatuFtp Athena MORE NEWCOMERS VERSION UP BACK NUMBER |
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MatuFtp Version 1.72 「日本語に対応したFTPクライアントがあまりなかったので作ってしまった」とは作者の弁。必要十分な機能を備え、扱いやすいインタフェースが特徴の日本語FTPクライアントソフト。
●基本に忠実なFTPクライアント 左側にローカルディレクトリ、右側にリモートディレクトリのウィンドウを、そして下段にメッセージの表示ウィンドウを配置したすっきりとした構成。ローカル、リモートともに初期ディレクトリを設定でき、これはホストの設定とともに保存される。基本はanonymousログインで、初期値もそのように設定されているが、もちろんanonymous以外のユーザIDも使用できる。ただし、「anoymousでログオンする」のチェックボックスを外すのを忘れると、いつまで経っても入れないことになる。筆者はこれを見落として自分のサーバに入れず、難儀した経験がある。 めずらしいのは、anonymousログイン時に送出するパスワードをホストごとに変えられる点。通常はメールアドレスを送信するが、そうでないようにもできる。接続するときは、設定したホストの一覧を接続ボタンにて表示し、リストから選択して一発接続ができるほか、クイック接続を使ってとりあえず手動接続し、その状態をホストの設定として保存することも可能だ。 ●対象ユーザはダウンロード派? 全体的に「基本的な機能を備えたFTPクライアント」といった印象だが、「ないから作った」というフリーソフトの原点ともいえる発想であるため、やはり作り手の使い方が色濃く見える。会社からの利用が多いのか、FireWallに対応しており、セキュリティの厳しい日本の会社からでも外に出られるようになっている。 ただ、ホームページ更新にFTPクライアントを多用するユーザにとっては、もうひと工夫ほしい、と感じるかもしれない。例えばローカルとリモートのファイルを比較して、更新されたもののみアップロードするとか、拡張子「HTM」のファイルをサーバ上では「HTML」に変換するなどの機能があれば、より便利に使えるだろう。 TEXT/BINARYの自動切り替え機能はついているし、HTMLやJPEGをまとめてアップロードしても勝手に判別してくれる。拡張子によるテキストの自動判別機能もついているから、Weホームページ作成派にとっても便利に使えるはずだ。事実、筆者は「MatuFtp」を使って自分のホームページを更新している。設定も直観的にわかりやすいし、動作も軽い。
(藤田 洋史)
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