ディスクを無駄なく、美しく使いたいあなたに!
ハードディスクに眠る無駄なファイルよ、さようなら
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DLL Toys
DLLファイルに関する調査・削除ユーティリティパッケージ
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■インポートチェッカーによる調査結果。不要DLLはあくまでその「候補」であるから注意が必要
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DLLファイルの管理ユーティリティパッケージ。マシンにインストールされているDLLに関する情報の表示、不要DLLの検索・削除・バックアップが行える。
ソフトを多数インストールしていると、プログラム本体はすでに削除してしまっているのに、そのプログラムが使用していたファイルが残っているということは多々ある。これは、アンインストーラによるファイル削除が不完全であった、などが理由として考えられる。この場合ちょっと厄介なのが、\Windowsや\Windows\Systemなどに残されたDLL。DLLは、それが必要なのか不要なのか一瞥して判断するのが難しいためだ。DLLもプログラムの一種には違いないので、クイックビューアなどで内部を覗けばどのプログラムから呼び出されているのか、ある程度見当をつけることはできるが、一つひとつのDLLについてこのような確認をするのは、あまりに面倒というもの。さらに、クイックビューアで見るだけでは静的リンクは発見できても、実行中の特定タイミングで呼び出す動的リンクは見つからない。こうしたシステムファイルの解析を自動で実行したり、不要ファイルの検出と削除、稼働中のプロセスの解析などを行うツールを集めたのが「DLL Toys」である。DLL Toysは「インポートチェッカー」「EXEビューア」「プロセスビューア」「バックアップマネージャ」の四つのツールから構成される。
- インポートチェッカー:実行ファイルが使用するDLLを解析し、不要(と思われる)DLLを検索する。(1)DLLファイルの検索、(2)参照元ファイルの検索、(3)実行ファイルの情報調査、(4)レジストリからのリンクの調査、(5)不要(候補)DLLのリスト作成の5ステップで詳細な解析を行う。不要DLLはそのまま削除したり、書庫ファイルに圧縮後削除することが可能。ハードディスク内の全実行ファイル、DLLを調査し、不要DLLだけでなく逆に不足ファイルの一覧も表示できる。調査のレベルなどは細かな設定が可能だ
- EXEビューア:実行ファイルの参照先DLLに加え、対応バージョンなど、詳細なプロパティを表示
- プロセスビューア:実行中のプロセス、モジュールを解析、バージョンやファイルの説明などの詳細な情報を表示
- バックアップマネージャ:インポートチェッカーによって削除されたDLLを管理、バックアップからDLLを元のフォルダに戻せる
不要なDLLの検出・削除にはインポートチェッカーとバックアップマネージャがあれば足りるのだが、EXEビューアやプロセスビューアもファイルの解析などが好きな人には重宝するだろう。Windows環境のトラブルの解決や予防にも役立つソフトだ。なお、シェアウェアという分類になっているが、正確にはインポートチェッカーのみがシェアウェアで、他の3本のユーティリティはフリーソフトだ。
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《スクリーンショット》 調査中のインポートチェッカー
《スクリーンショット》 インポートチェッカーのオプション設定画面。初期設定のまま実行しても、調査には相当な時間がかかる
《スクリーンショット》 EXEファイルから参照しているDLLを調べる。ただし、静的リンクしか見つからないことが多い
《スクリーンショット》 動作中のプログラムから参照DLLを表示させられるプロセスビューア。動的リンクも検出する
■DLL Toys 99/8月版
【作 者】 米田 真一 さん
【対応OS】 Windows 98/95/NT 【種 別】 シェアウェア(1,000円)
【作者のホームページ】 http://member.nifty.ne.jp/beta/prog/
【動作に必要なソフト】 Delphi 3.1ランタイム、UNLHA32.DLL
【レジ作品番号】 SR001215
【補 足】 試用期間中は調査したファイルの保存、読み込みができない
※このソフトは ダウンロード のページからダウンロードできます。
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