AVI/WAVファイルのカット編集やAVIファイルなどからの静止画抽出、マウスカーソルのキャプチャなども可能な多機能デスクトップレコーダ。「カハマルカの瞳」は、メディアプレイヤーなどで再生中の動画、プレイ中のゲーム画面、ほかのアプリケーションの操作状態などといったデスクトップ上の動きを取り込み、動画ファイルとして保存できるキャプチャソフト。(再生中の動画を取り込めることからもわかるように)DirectXのオーバーレイ画面を取り込むことも可能。再生中の音声も取り込める。静止画のキャプチャにも対応する。
キャプチャはディスプレイ全体のほか、指定矩形領域を対象に行える。実行中アプリケーションのウィンドウやオブジェクト(サブウィンドウ、ボタン、各種ボックス類など)を指定することもできる。
矩形領域の指定は、ダイアログに表示されるディスプレイ全体の縮小画像に対して、キャプチャ範囲を囲んで行う。一覧からオブジェクトを選択する場合も、選択した領域がダイアログにプレビュー表示され、「どのエリアを指定したか」がわかりやすい。領域の選択情報をリストに登録しておくこともでき、同じ領域(座標)を何度もキャプチャする場合に便利だ。
動画キャプチャ時のフレームレートは、毎秒1コマから毎秒30コマまでの間で指定できる。色は16/24/32bitまたはデフォルトから選択することが可能。さらに、キャプチャ領域のサイズとは別に、90%から200%までの間でキャプチャ時の拡大・縮小率を選択したり、240×180pixelから640×480pixelまでの固定フレームサイズに画像を拡大・縮小キャプチャしたりもできる。ユーザの指定したパラメータでキャプチャ可能かどうかを事前に調べられるテストモードも用意されている。
動画キャプチャのほか、静止画をキャプチャしたり、再生される音声のみをキャプチャしたりもできる。
キャプチャした動画は、AVI形式のファイルで保存できる。システムにインストールされた(AVI対応の)任意のコーデックを使ってエンコードしながら保存することも可能。そのほかにも、
- キャプチャ済みの複数の動画を結合する「結合編集」
- フレーム画像を確認しながら、指定範囲を切り出せる「カット編集」
- 動画から特定フレームの静止画を抽出できる「静止画抽出」
- 指定フォルダ内のEXE/DLLファイルに含まれるアイコンなど、各種リソースを取り出して保存できる「リソースキャプチャ」
など、多彩な機能を備える。