ソフトを開発しようと思った動機、背景
Windows 10のブラウザ「Microsoft Edge」に搭載された手書きメモを使ってみて、「それよりもう少しお絵かき機能が豊富な、すべてのウィンドウにメモを書けるアプリを作ってみよう」と思ったのがきっかけです。アプリを作っていくうちに、デスクトップの壁紙にアニメーションGIFを組み合わせるとおもしろい壁紙になると気づいて、その機能を付け加えてみました。
開発中に苦労した点
開発環境(Delphi XE5/10.1 FireMonkey)のおかげで、色の透明度や画像の回転、拡大・縮小などの機能は簡単に実装できました。縦書きテキスト機能も、FireMonkeyの回転機能を使って、わりと簡単に実装できました(最近、Delphi 10.1 Berlin Starter Editionが無料になりました。プログラムに興味のある方は、ぜひ使ってみていただければと思います)。
しかし、アニメーションGIFを表示する機能はFireMonkeyにはなく、GIFを表示するためにはVCLというライブラリを使う必要があり、FireMonkeyとVCLは同じプロジェクトで使うことはできません(それを可能にするというツールも開発されていて、試してみたのですが、このアプリではうまく動作しませんでした)。それで、GIFを表示する部分はVCLを使った別のプログラムにして、メモ書きのプログラムと連携して動作するようにしました。そのあたりが苦労した点です。
ユーザにお勧めする使い方
お気に入りのアニメーションGIFとお気に入りの壁紙を組み合わせて自分だけの「動く壁紙」を作ってみると楽しいと思います。また、移動するアニメーションGIFを画面の最前面に表示しながらパソコン作業をすると、パソコン作業も楽しくなると思います(作業に集中できなくなる可能性はありますが……)。壁紙チェンジャには拙作「デスクトップクリーナー」が役立つと思います。
今後のバージョンアップ予定
やりたいことは、メモ書き中にメモ書き対象のウィンドウをスクロールしたら、書かれたメモも追随してスクロールできるようにしたいのですが、現状ではうまくできません。メモ書き対象のアプリによってスクロール量が異なっていると思われるので、それを取得できる方法がわかればよいのですが、何か情報をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただければうれしいです。
ほかには、まだバグもあると思いますので、ご連絡いたたければ修正したいと思います。ご要望に対しても可能な限りお応えしたいと思います。ご連絡いただければ幸いです。
(M.Hayashi)