懸賞の応募履歴やスケジュールを管理し、自動的に実績を集計、当選確率や応募のコツ等をアドバイスしてくれる便利なソフト。
応募した懸賞の情報を入力した後に「スケジュール実績集計」画面を開くと、指定した期間の応募回数、当選回数、当選率、応募経費、当選金額、当選利益等が一覧で確認できる。
個人的に面白いと思ったのは、応募内容の登録時に、想定金額や応募経費等も入力できるという点だ。「想定金額」には当選した場合の景品の価格を、「応募経費」にはハガキの料金やプリンターのインク代等を入力しておくと、後から見直した時に、トータルでどのくらい得をしたのか(あるいか損をしたのか)が分かるようになっている。
例えば、ハガキの料金は2019年12月現在1通63円だが、年間で100通応募すれば6,300円になる。プリンタのインク代等も考慮すると、年間の懸賞応募コストは10,000円を超える事もあるだろう。この場合、当選した景品の合計金額が10,000円を超えていれば良いが、それ以下であった場合は金額的には損をしている事になる。
もちろん、懸賞の面白さは金額的な損得だけではないが、これまでなんとなく懸賞応募をしていた人も、このようにデータを蓄積する事で別の楽しみ方ができるようになる筈だ。更に本格的に取り組みたい場合は、郵便ポストまでの交通費や作業に要した時間給等も計算に入れれば、ちょっとした経営シュミレーションゲームのような感覚で楽しむ事もできるだろう。
メイン画面にハガキのレイアウトが表示されている事から、ハガキでの懸賞応募に特化したツールのように見えるが、もちろんネットの懸賞応募もまとめて記録して問題はない。ただし、応募の種類をハガキでの応募とネットからの応募に分けて集計する事はできないので、応募をカテゴリ分けして細かく分析したいのであれば自分で懸賞名の付け方を工夫する等して集計するしかない。この点は次回のアップデートに期待したい所だ。
応募した懸賞は一覧表示でき、締切日や当選日が一目でわかる。