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モンスターを操って人間を倒す、本格ファンタジーRPG
Revenge of Monsters Version 1.0.1
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このゲーム、なんといっても全体の雰囲気がよい。オープニングのタイトルから画面切り替え時の効果といったことまで手を抜かず、「おおっ」と思わせる演出が施されている。
実をいうと、筆者はこの種のRPGは苦手で、特にアニメ調のグラフィックや2頭身のキャラクタというのは遠慮したいくちなのだが、そんなことは全然気にならずテストプレイを存分に楽しむことができた。 もう一つ気に入ったのはBGM。ドキュメントによると、公開されているMODファイルをレジストして使用したとのことだが、なかなか素晴らしい効果を出している。 ユーザ登録しないと仲間のモンスターを増やすことができないため、スライムだけでレベルの高い敵を攻略するのは難しい。そのままでは経験値を上げるためだけの戦闘を繰り返すことになる。ゲーム中に得られる情報からすると、背景のストーリーもおもしろそうなので、RPG好きの人は、ぜひユーザ登録して遊んでみてほしい。 ところで、この作品は二人のチームによる作成ということだが、なんとプログラム担当の方はMacを所有しておらず、ほとんどのソースプログラムは、98NOTEで書かれたものをもう一人の方が所有するマシンでコンパイルしたのだという。さらに驚いたことには、作者のお二人ともMac初心者なのだそうだ。それでこれだけのものを作るというのには、プログラムの初歩しかかじったことのない筆者にしてみれば、完全に脱帽ものである。 ドキュメントには、ゲームデザインやプログラミングに関する話もあるので、ゲーム制作を志す人にとっても参考になるだろう。
(福住 護)
作者のホームページはこちら。なお、7月15日現在の最新バージョンは1.0.3。1.0.1に対しいくつかのバグ修正がなされているが、このバージョンより68K版もβが取られ、正式リリースとなっている。 |
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ソフト作者からひとこと
軽い気持ちで組み始めたソフトだったのですが、大変なことになってしまいました。 苦労したのはスクロールやエフェクトをなめらかに行うことと、敵の強さを適正に調整すること、そして何より手探りで進めざるを得なかったグラフィックデータの作成でした。また、メインプログラマがMacintoshを持っていないというのも、大きな障害でした。しかし、そんな中を苦労して作り上げただけのものには仕上がったと自負しています。製作スタッフの汗と時間の結晶ですので、たくさんのMacintoshユーザの皆さんにプレイしていただきたいと思っています。決して失望はさせません。 現在、製品版配布はPPC版のみですが、68K版も公開βテストを開始しています(編集部注 : すでにβテストは終了)。もし関心のある方は 、http://hp.vector.co.jp/authors/VA012412/をご覧ください。※68K版は、決してPPCで起動しないでください。 私たち Yellownail Soft は、これからもクォリティの高いフリーソフト/シェアウェアを発信してゆきたいと思っていますので、見守っていただければ幸いです。
(Yellownail Soft)
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