表計算型 データ入力ソフト
パソコン統計解析ハンドブックの第6巻を作成したときに、表計算等のグリッド形式のものでデータファイルを入力・編集するものを探したが、商用の表計算ソフトでは可能であるものの、種々の商用表計算ソフトの間には統一的な操作性もなく、統計解析のデータ入力のためだけに表計算ソフトを購入するのもはばかれる。さらに種々の統計解析ソフトを使い回す上で各統計ソフトに合わせてデータファイルを作る・変換するのも一仕事である。このため、統計解析家にむいたデータ入力・編集プログラムを作成し、フリーソフトウェアとして流通させ、各種統計ソフトに対応したデータファイル変換機能を持たせておけば、データの流通も簡単になるであろうと考え、作成したのが「de(ドゥ)」(Dos版のソフトウェア)である。
De は統計データ(Data)の入力(Entry)、編集(Edit)プログラムである。いわゆる表計算のソフトを統計データの処理に専用化させて使いやすくしたもので、ハンドブックに限らず、データをファイルから入力する統計処理プログラムの前処理として使うことができる。当初は NEC PC-9801 の MS-DOS版だけであったが、DOS/Vにも移植され MS-DOS の世界で使われてきた。
パソコン統計解析ハンドブックのMS-DOS から Windows への移行に伴い、de も Windows 版に移植したのが De for Win であり、その32Bit版がDe for win32である。Dos版のdeからの移植に伴い大幅に仕様の拡張・変更を行ったが、これまでの de で作成したデータファイルは問題なく読み書きでき、De for win32のデータ形式もDe for winのデータ形式と同様である。
ソフト名: | De for Win32 |
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動作OS: | Windows 95 |
機種: | 汎用 |
種類: | フリーソフト |
作者: | 山本 義郎 |