落ちぶれたヒーロー人形が再度立ち上がり、デパートのオモチャ売り場のオモチャの世界で起こるさまざまな事件を解決するフリーシナリオRPG。落ちぶれた元人気ヒーロー人形が再起を誓って活躍する
「ダメタル英雄嘆」は、オモチャ売り場のオモチャの世界を描いたフリーシナリオRPG。この世界では、主人公は気の向くままに行動することができ、取った行動でストーリーが分岐して変化してゆく。
ゲームの主人公は、ヒーロー物のフィギュア「鋼鉄刑事メタルポリタン」。1年前のテレビシリーズ放映中は、デパートの売り場で最も売れたオモチャだったが、番組終了後は急速に人気が低下し、すっかりやさぐれて、路地裏の屋台で酒に溺れる日々を送っていた。そのため「ダメタルポリタン(ダメタル)」という不名誉なあだ名を付けられてしまう。ところがある日、ひょんなことからダメタルを凋落させる原因となった新シリーズ「閃光戦士ザンシャイン」のヒーローフィギュア「太陽の使徒ザンシャイン」に出会う。ダメタルは、いったんは失われていた闘志を再び奮い立たせ、復帰を誓う……。
舞台となるのは、とあるデパートのオモチャ売り場のオモチャが共有する精神世界。その世界の中でオモチャの魂がさまざまな活動をし、独自の生活を営んでいる。
敵とのスキルと色属性の相性を考慮しながら、効率よくバトルに勝利しよう
「ダメタル英雄嘆」では、ゲームの開始時に10の質問をされる(その結果により、主人公の物理攻撃スキルや初期レベルなどが決定されるようだ)。
物理攻撃は「格闘」「武器」「狙撃」に大別される。三すくみの関係にあり、「格闘」はウェポンを装備せずともスキルを発動でき、「狙撃」に強い。「狙撃」は銃器系ウェポンを装備することでスキルを発動でき、「武器」を持つ敵に対して有利に戦える。「武器」は、武器系ウェポンを装備することでスキルを発動でき、「格闘」系の敵を相手に有利に戦うことができる。
戦闘では魔術を使用することも可能。魔術には「赤」「青」「緑」「黄」の色属性があり、物理攻撃同様、四すくみの関係にある。色属性の魔術は、街にいる魔術屋から教わることができる。特定の色魔術ばかりを覚えると、弱点の色に対する耐性がなくなるため、バランスよく覚えることが重要だ。
防具は存在しないが、代わりにシールを最大4枚まで装備することが可能。シールは、倒した敵キャラから一定確率で入手できるようになっている。シールには1枚しか存在しない、高性能なレアシールもある。シール2枚を合成して上位互換のシールを開発することも可能だ。
ヒーローらしい行動を取り続け、ヒーローポイントを増加させよう
ストーリーは、主人公「メタルポリタン(ダメタル)」の行動で変化してゆく。どのような順番で、どのようにイベントをこなしてゆくかはプレイヤーの自由。「ダメタル」にはヒーローポイントが存在する、ヒーローとしてふさわしい行動を取れば増加し、ふさわしくない行動をすると減少する仕組み。ヒーローポイントが高いほど、よいことや専用のイベントが発生する。ヒーローらしい行動を心がけながらプレイすることが重要だ。
戦闘は、「ダメタル」と仲間によるパーティ戦。ダメタルには最初、怪獣人形の「コプーン」しか仲間がいないが、イベントをクリアすることで、少しずつ仲間が増えてゆく。仲間が増えすぎた場合は、酒場などで不要なメンバーを外すことも可能だ。
ゲーム開始時点で移動できるのは「ダメタル」が住むヒーロータウンの中と、屋台のある路地裏だけ。さまざまなキャラクタと会話をすることで、徐々に移動できる場所が増えてゆく。ゲームの進行に行き詰まったときは、屋台のオヤジと会話すると、イベント発生場所のヒントをもらえることもある。